Wednesday, 9 May 2007

Salone del Mobile in Milan : 通称ミラノ・サローネ)

【参考資料】ソニーのデザイン部門がミラノサローネ期間中にプロトタイプ作品群を展示北イタリア・ロンバルディア州の工房とコラボレーション
ソニー(株)クリエイティブセンターはミラノ国際家具見本市(Salone del Mobile in Milan、通称ミラノ・サローネ)期間中の4月18日(水)~22日(日)、ミラノ市街中心部に位置する「Palazzo dei Giureconsulti」において、「Sony Design × Master Craft Lombardia」と題した展示を開催いたします。ソニーデザインのクリエイティビティと、モダンデザインの原点ともいえる北イタリアの工房のコラボレーションから生まれたプロトタイプ作品の展示を通じ、「新しいモノの佇まい」と「人と空間の心地よい関係」を提案いたします。
<開催概要>展示名 :Sony Design × Master Craft Lombardia会 期 :2007年4月18日(水)~22日(日)会 場 :Palazzo dei Giureconsulti (イタリア・ミラノ)主 催 :ソニー株式会社 クリエイティブセンター
長年にわたり培われたソニーデザインのフィロソフィーとエレクトロニクス技術、そしてロンバルディアの職人たちの高い職人技や素材技術が触発しあい、ソニーのデザイナーのアイデアをもとにした10点のプロトタイプ作品が北イタリアの工房で完成いたしました。そのデザインコンセプトは、「新しいモノの佇まい」の表現。これら作品の展示を通じ、人とプロダクト、そして空間の心地よい関係を創り出すことをめざしております。今回初公開されるプロトタイプは、「木、大理石、皮を素材としたインテリア調の棚型スピーカー」、「張り地として皮や布を用いたエレガントなサラウンド・サウンド・チェア」、「彫刻のような佇まいをもった大理石のスピーカー」、「モニター付のガラスに照明を付加した美しい屏風」、「銀メッキ仕立てのプロジェクター内蔵テーブル」などソニーのAV技術と工房の芸術性が融合したインテリア性の高い作品に仕上がっております。会場ではソニーのサウンド・デザイナーやオーディオ・エンジニアによる音のインスタレーションとともに空間展示をお楽しみいただきます。「人のやらないことをやる」というソニーの創業当初からの企業理念は、ソニーデザインにおいて「高性能で、使いやすく、かつ美しく、そしてソニーらしい商品を形作る」というフィロソフィーとして1961年のデザイン部門設立当初から変わることなく受け継がれ、今日ではロサンゼルス、ロンドン、シンガポール、上海のデザイン部門の拠点を通し、世界中でそのアイデンティティを映し出すデザインを生み出しております。
展示作品<プロトタイプ> 1. 座  Surround Sound Chair 2. 月  Table with Built-in Projector 3. 結  Wall Fixture Audio System 4. 纏  Personal Computer with Customized Cover 5. 響・奏 Hanging Speaker/All-in-one Home Audio System 6. 眺  Frame Type Speaker 7. 凛  Standing Speaker 8. 架  Shelf with Built-in Speaker 9. 花  Floor Lamp with Built-in Speaker 10. 遷  Folding Screen Television System <サウンド・デザイン>11. 楽 Sound Design for Corridor 12. 呼 Sound Design for Audio Room
展示および作品に関する詳細情報http://www.sony.co.jp/design/milanoSony Designホームーページhttp://www.sony.co.jp/design/


ロンバルディア州の熟練の職人技とソニーのデザインの融合
Region of Lombardy Craft and Servicesロンバルディア州工芸事業部局 *1今回、「Sony Design × Master Craft Lombardia」が開催される会場では、Ente Mostre di Monza e Brianza(モンツァ・ブリアンツァ見本市協会 *2)主催によるエコメイド展(Ecomade)も開催されます。Ente Mostre di Monza e Brianzaは手工業種の工房の活性化の為にさまざまな協力・活動を行っているロンバルディア州公認の協会のひとつで、このエコメイド展も産業の世界と手工業の世界とをつなぐ架け橋となることが目的になっております。この革新的なフィロソフィーは、私たちを取り巻く世界をより良いものとし、ひいては人々の生活の質を高めてくれるような製品を生み出すことを目指しています。それは環境に配慮したプロジェクトを通じて形成されるバイオアーキテクチャのようなものとも言えます。
*1 *2 : 日本語の正式名称はございません。ご参考までの和訳です。
美しさを追求するばかりでなく自然環境への配慮もおこなうというこのコンセプトがソニーのデザインフィロソフィーと出会い、ロンバルディア州政府の事業と日本のテクノロジーのコラボレーションが実現しました。ロンバルディア州では手工業が非常に盛んです。人々は代々誇りを持ってその経営を受け継いでいます。そのような伝統を受け継ぐ若き後継者たちは、先人から受け継いだ経験を十分に重んじながらも、最新のテクノロジーが持つあらゆる可能性にも目を向けています。そうしたロンバルディアのクラフトマンシップに最新のテクノロジーを吹き込もうと究極のデザインを求め、ソニーが名乗りをあげました。
このようにして立ち上げられたプロジェクトは、あくまでプロトタイプの段階であり、作品の形態や特徴は未だ手探りの部分が多く見られます。しかしいずれも、寛ぎを演出し、人々のさまざまな感情を穏やかに内包する調和のとれたリビングの空間にふさわしいものとなるものと期待されます。今回の展示会は、ミラノにある16世紀の優れた歴史的建造物の一画にある「柱の間」(Sala delle Colonne)で開催されます。展示作品ばかりでなく、ブースの空間そのものも大いに楽しめる内容となっています。さまざまな音色の立体的なサウンドを駆使して作り上げられた音の世界は、複雑に織り成されたタペストリーのようです。最新のテクノロジーとクラフトマンシップのコラボレーションが創りだす感動を味わってください。


ロンバルディア州の工房
SEMEAベルガモのアルプスに程近いブレンバーナ渓谷から切り出されるアラベスカート オロービコは、今から約2億2500万年前に形成されたカラフルで美しい模様が特長の大理石。建材やインテリアの個性的な装飾材質として重宝がられている。REMUZZI CAMILLO & FIGLIO s.n.c.1世紀にわたってイタリアの建築界を支え続けてきたベルガモの大理石加工工房。職人の手によって加工された大理石は、建築物の外装や内装、アートとして、人々の生活に彩りを添えている。COVRE Giulio厳選された上質皮革、コーバンを使い、手縫いで仕上げた革製品や革張り家具、椅子などを手がける皮革工房。多彩なバリエーションと豊富な色彩の高級オーダーメード製品で知られる。GUIDETTI DASSI高級木材のチークを使用した作品で知られる老舗工房。異業種とのコラボレーションにも積極的に取り組み、相手の技術や構造を熟慮した製品で、高い評価を得ている。MESA s.n.c.シルバーや銀合金のインテリア製品や日用品、食器類を製作する金属加工の工房。機能的かつデザイン性の高い製品で、ヨーロッパをはじめ、広く世界中で高い評価を得ている。LASER TECH s.r.lブレーシャのルメッツァーネにある高精度な板金の曲げ、変形加工で実績を誇る工房。  最近では特に3Dによる板金レーザーカット、溶接加工を行う。Bigatti Battista木材、真鍮、銅など多彩な素材を使用し、伝統的な技法で製作する象嵌細工・寄木細工の工房。クラッシックな花柄からモダンな幾何学模様まで、幅広く対応している。 PAPETTI E CENTIMERIO & C. s.n.c.真鍮、銅、亜鉛などの厳選された素材を使用した、伝統的な象嵌装飾加工工房。ブール象嵌の振り子時計とキャビネットで知られる工房。装飾備品は、全てロストワックス技法と真鍮鋳造が施されている。MARINI CARLO VETRERIA ARTIGIANA3代にわたりオリジナリティの高い製品を生み出し続けるガラス工房。伝統的技法を充分に盛り込んだモダンインテリアのガラス工房。鋳造ガラス、サンドブラスト彫刻など、室内装用ガラス製品を幅広く手がける。BRUNELLO IMBOTTITI s.n.c.モダンデザインと最新の技術を組み合わせたラウンジチェアーやソファなどで知られる張り地工房。手作りの品質・機能・価格のバランスが取れた製品づくりで支持を得ている。Guido Zocchi & Coハンドメイドにこだわる皮革工房。厳選した素材を特殊機械用いて熟練の職人たちが生み出すトランクや小物は、使い込むほどに味わいが深まる。また、革を贅沢に使った家具も手がける。Riccardo Banfi高級靴の生産地として名高いパラビアーゴで、職人の技を受け継ぐ靴工房。伝統のハンドメイドの味わいに、伝統技法と最新技術を融合させることで、高い品質を維持している。GEGIA BRONZINI1932年創業の手機織り工房。素材や色彩のリサーチに熱心で、また、オリジナルデザインのセンスの良さには脱帽。機織り技法でシルク、麻、綿、革、金属と、様々な天然素材を駆使した室内装品をアイテムとする高級テキスタイルを製作。




サンディスクとソニー、業務用ビデオカメラ向けの高速データ転送が可能な大容量メモリーカードの技術仕様の策定に基本合意
サンディスクコーポレーションソニー株式会社 サンディスクコーポレーションとソニー株式会社は、このたび、ExpressCardTM規格を採用し、高速転送技術を用いた「SxSTM(エス・バイ・エス)メモリーカード」の技術仕様(以下、仕様)を共同で策定することに基本合意致しました。両社は今後、具体的な策定作業に向け協議を進めてまいります。
 両社は、これまでのフラッシュメモリーカードでの協業を通じて培った強い技術力を活かし、このSxSTMメモリーカード仕様によって業務用カムコーダーおよび映像編集システム用途に要求される高い性能と信頼性を満たすメディアを実現、ワークフローの効率化に貢献することをめざしています。
このSxSTMメモリーカード仕様はExpressCardTM規格に準拠しており、高速なPCI ExpressTMインターフェースを通じて信号を変換せずにデータを高速で直接転送することができます。ExpressCardTM規格は、従来のPCカードTM規格に代わる拡張カードとして、近年PC業界での普及が急速に進んでおります。
SxSTMメモリーカード仕様に基づいたSxSTMメモリーカードは、ソニー製業務用カムコーダー、“XDCAM EXTM”シリーズで採用される予定です。SxSTMメモリーカードの出荷は2007年中を予定しています。
<写真> (印字はイメージです)



<主な特長>
 1. 大容量データの高速転送
SxSTM メモリーカードは、世界で初めて*1PCI ExpressTMインターフェースを採用したリムーバブルメディアです。PCI ExpressTMのインターフェース速度(理論値)は最大2.5ギガbpsであり、従来のPCカードTM規格準拠のメディアと比較して約2倍の高速なデータ転送が可能です。さらに、機器とカード間の通信において、フラッシュメモリー制御に最適化した独自のプロトコルを採用しているため、業務用カムコーダーで撮影した高解像度ビデオなどの大容量データを、メディアからPC等の映像編集機器へ高速で転送することが可能です。SxSTMメモリーカードの転送速度は、800Mbps(ターゲット値)で開発を進めています。*2
 2.小型化
SxSTMメモリーカード仕様は、ExpressCardTMで規定されているサイズのうち、ExpressCardTM/34 タイプ(幅34mm×長さ75mm×厚み5mm)を採用しているため、従来のPCカードTMと比べて、大容量でありながら大きさが約1/2という小型のメモリーカードを実現。 SxSTMメモリーカードを採用する業務用カムコーダー本体の小型化、軽量化に貢献します。


サンディスクコーポレーション チェアマン兼CEO、エリ・ハラリのコメント
 サンディスクコーポレーションとソニー株式会社は、業務用カムコーダー向けのハイパフォーマンスかつ大容量のレコーディングソリューションにおいてリーダーシップを担うという、共通のゴールを持っています。わたくしはソニー社とサンディスク社の長年にわたる親密な関係を誇りに思い、そして今後もSxSTMメモリーカードによって完成されるエキサイティングな新製品が今後発売される日を心待ちにしています。


ソニー株式会社 執行役 副社長 中川 裕のコメント
 ソニー株式会社は、これまでにサンディスクコーポレーションともに「メモリースティックPRO」フォーマット(2003年)、携帯電話などに適した小型の「メモリースティックマイクロ」(2005年)、ギガバイトレベルの大容量データ高速転送に適した「メモリースティックPRO-HG」(2006年)等の共同開発を行い、近年ではエンタテインメント領域などにおいてもメモリースティックフォーマットの普及を推進してきました。今回、この協業をさらに発展した形で業務用カメラシステム用途に必要とされる大容量データを、高速に扱うことができるSxSTMメモリーカードの技術仕様に関する共同策定の発表ができることを嬉しく思います。このSxSTMメモリーカードが、業務用カメラシステム用途においてより幅広く活用され、ワークフローの効率化に貢献できることを目指していきます。




【NAB2007】ソニーから広範なHD制作機器ラインアップを発表
最長約270分記録の“XDCAM”HD、フラッシュメモリ採用の“XDCAM EX”など新提案
 ソニーは、米国・ラスベガスにて4月16日より開催される国際放送機器展 “NAB(National Associations of Broadcasters)2007”において、『HD For ALL ~Real Systems. Right Now.~ 』をテーマに、幅広いHD(ハイ・デフィニション)制作機器や技術を一堂に展示します。これに先立ち、本日、米国法人・Sony Electronics Inc.より発表した“XDCAM”HDシリーズの新商品などの和訳サマリーを以下にお知らせします。 なお、原文(英文)は、次のURLをご参照下さい。http://news.sel.sony.com/homepage.adp


1.“XDCAM”HDシリーズのラインアップを拡充
大容量50GB・2層ディスクに対応、最長約270分のHD記録を実現した“XDCAM”HDカムコーダー『PDW-F355』とレコーダー『PDW-F75』、USB2.0 I/FにてノートPCやノンリニア編集機とダイレクトに接続可能な“XDCAM”の小型軽量ドライブ『PDW-U1』を今秋発売します。なお、“XDCAM”HD は、Cable News Network(CNN)、Belo Broadcasting、Albritton Communicationなど各社での納入・採用が決定しております。※“XDCAM”シリーズ出荷台数:2003年10月の発売以降、全世界で21,000台を出荷 (2007年3月末時点)


2.フラッシュメモリ採用の“XDCAM EX”シリーズを技術展示
記録メディアにExpressCardTMタイプの高速フラッシュメモリ「SxSTM(エス・バイ・エス)メモリーカード」、圧縮方式にMPEG2 HD Long GOP圧縮を採用した“XDCAM”の新ラインアップ “XDCAM EX”シリーズをご提案。広がるHD制作のニーズに応える、ハンドヘルドタイプのカムコーダーの技術展示。*「SxSTM(エス・バイ・エス)メモリーカード」はサンディスクコーポレーションとソニー株式会社共同での技術仕様策定に関する基本合意に基づくものです。


3.新開発の液晶マスターモニターを発表
放送・映像制作の画像評価用マスターモニター「BVM」シリーズから液晶マスターモニターを発表。今後、『BVM-L』シリーズとして、ラインアップを展開予定で、今秋、23型の『BVM-L230』を発売します。『BVM-L230』は、フラットパネルの特性を最大限に活かす一方、新技術「TRIMASTER」により、マスターモニターに求められる高画質と高信頼性を実現しています。


4.“HDCAM-SR”シリーズのスタジオレコーダーを発表
HD制作の最上位フォーマット“HDCAM-SR”のスタジオレコーダー 『SRW-5800』を発表。スタジオレコーダー初の1080/60p記録(YPbPr 4:2:2モード)や、880Mbps・HD RGB 4:4:4記録(HQモード:圧縮率1/2)に対応、より高度な映像表現、作業効率の向上を実現します。※HDCAM-SR納入実績: 2003年の発売以来、全世界で3,400台を納入(2007年3月末時点)


5.制作用スイッチャー「MVS-8000シリーズ」新商品を発売
大型中継車などで多く採用頂いているマルチフォーマットスイッチャー『MVS-8000シリーズ』の新商品『MVS-8000G』を発表。『MVS-8000A』シリーズの機能・操作性を継承し、柔軟なシステム構築に対応するとともに、将来1080/60p運用への対応を予定しています。※『MVS-8000』シリーズ納入実績:2001年の発売以来、全世界で1,200台突破 (2007年1月末時点・SD専用モデル:DVS-9000シリーズ含む)


ダイレクトUSB接続で便利な“ウォークマンEシリーズ”がよりクリアな高音質音楽再生を実現“ウォークマンEシリーズ” 3機種 発売
“ウォークマン”『NW-E016』『NW-E015』『NW-E013』
 ソニーは、USB端子でパソコンやハードディスクコンポ<ネットジューク>とダイレクトに接続が可能な“ウォークマンEシリーズ”3機種を発売します。本体にUSB端子を搭載した簡単操作や便利さが特長の“ウォークマンEシリーズ”に、新たにソニー独自の高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」を搭載し、高音質音楽再生を実現しました。
型 名
発売日
希望小売価格
カラー
“ウォークマン E シリーズ” 『NW-E016』(4GBメモリー内蔵)
4月21日
オープン価格
ブラック・バイオレット・ピンク
『NW-E015』(2GBメモリー内蔵)『NW-E013』(1GBメモリー内蔵)
ブラック・バイオレット・ピンク・ブルー・ゴールド
●『NW-E016』『NW-E015』『NW-E013』の主な特長
1.
ダイレクトUSB接続:コンパクトな本体にUSB端子を搭載。ウォークマン本体を簡単・手軽にパソコンや<ネットジューク>にダイレクト接続※1できます。
2.
ソニー独自の高音質技術“クリアオーディオテクノロジー”搭載
3.
ジャケット写真も表示できる3行カラー液晶ディスプレイ搭載
4.
3分充電3時間再生※2、最長約30時間※2のスタミナ連続再生
5.
使いやすい操作性を実現
※1
一部のPCでは形状的にダイレクト接続できないものがあります。
※2
内蔵充電池使用、ATRAC 132kbps再生時、パワーセーブモードスーパー、クリアステレオ、イコライザ、VPT、ダイナミックノーマライザを「オフ」に設定時
●『NW-E016』『NW-E015』『NW-E013』の主な特長(詳細)
1.
ダイレクトUSB接続
コンパクトな本体にUSB端子を搭載。USBキャップを外すだけでパソコンやハードディスクコンポ<ネットジューク>とダイレクトにUSB接続※1できます。USBケーブルを持ち歩く必要がなく、簡単・手軽にUSBポートに接続し、充電や曲の転送が行えます。また、Hi-Speed USB※3に対応しているので、高速転送が可能です。
※1
一部のPCでは形状的にダイレクト接続できないものがあります。
※3
USB2.0と互換性があります。
2.
高音質再生を実現するソニー独自の高音質技術“クリアオーディオテクノロジー”
1.
本来のステレオサウンドをヘッドホンへ届ける「クリアステレオ」 従来は、ヘッドホンに音を出力する過程で、L/R(左/右)のチャンネルの音がわずかながら混在することがありました。その混在を抑制し、本来の L/R(左/右)の音をヘッドホンに届けることにより、クリアで臨場感のあるサウンドを実現しました。 (本体付属のヘッドホン使用時に効果が最適になるように設定されています。)
2.
引き締まった力強い低音を実現する「クリアベース」 低音を増強すると発生しやすい「音の歪み」を抑制し、クリアで力強い低域再生を実現します。
3.
広帯域再生と広ダイナミックレンジを実現する「大口径13.5mm EXヘッドホン」付属 ソニーのEXモニターヘッドホン「MDR-EX90SL」と同じ大口径13.5mmのドライバーユニットを採用した密閉型ヘッドホンを付属。快適な装着感と、密閉型音響構造による豊かな低音再生などの優れた音質を両立させています。 カラー:ブラック(本体:ブラック/バイオレット) カラー:ホワイト(本体:ピンク/ブルー/ゴールド)
3.
3行カラー液晶ディスプレイ搭載、小型・軽量のカラフルなボディ
重さ約29gの小型・軽量ボディに、3行カラー液晶ディスプレイを搭載。曲名・アーティスト名・プレイモードなどの楽曲情報や、CDのジャケット写真も鮮やかに表示します。カラフルなボディは、光沢のあるコーティングを施したデザイン。「NW-E016」は、ブラック・バイオレット・ピンクの3色から、「NW-E015」「NW-E013」は、ブラック・バイオレット・ピンク・ブルー・ゴールドの5色から選べます。
4.
3分充電3時間再生※2、最長約30時間※2のスタミナ連続再生
パソコンやハードディスクコンポ<ネットジューク>と接続し、約3分の充電で約3時間※2の連続再生が可能です。また、約1時間でフル充電が完了し、最長約30時間のスタミナ連続再生※2を行えます。
※2
内蔵充電池使用、ATRAC 132kbps再生時、パワーセーブモードスーパー、クリアステレオ、イコライザ、VPT、ダイナミックノーマライザを「オフ」に設定時
5.
使いやすい操作性を実現
1.
操作しやすいボタンレイアウト 手元を見なくても主な操作がスムーズに行えるように、再生/停止、曲送り、ボリュームなど、頻繁に操作するボタンを押しやすく、分かりやすい位置にレイアウトしました。
2.
スマートジョイント機構を採用 別売りのクリップやアームバンドを簡単に装着できるスマートジョイント機構に対応。 “ウォークマン”本体のデザインを美しく見せながら、アクセサリーで軽快に持ち出すことができます。
6.
マルチコーデック対応
ATRAC、MP3、WMA※4、AAC※4、リニアPCM形式の多彩な音楽圧縮方式のファイル再生が楽しめます。
※4
著作権保護されたWMA/AACファイルは再生できません。
7.
多彩なサウンドエフェクトを搭載
曲に合った自分好みの音質に設定できる「5バンドイコライザ+クリアベース」、臨場感溢れる音場を再現する「バーチャルホンテクノロジー(VPT)」、音量差のある楽曲の音量を揃えて再生する「ダイナミックノーマライザ」、本来のステレオサウンドを実現する「クリアステレオ」など多彩なサウンドエフェクトを搭載しています。
8.
データストレージ機能
音楽データ以外の画像やテキストデータなどを本体に記録・保存することが可能。 外部データストレージとしても活用できます。
●“ウォークマン”『NW-E016/015/013』専用アクセサリー
本体との組み合わせ写真に、“ウォークマン”『NW-E016/015/013』を使用しています。
ソフトキャリングケース 『CKS-NWE010』
4月21日発売 オープン価格
本体色とのコーディネイトを楽しめるネックストラップ付きキャリングケース。 全5色(ブラック・バイオレット・ブルー・ピンク・ゴールド)
クリップ 『CLP-NWE010』
4月21日発売 オープン価格
スマートジョイント対応。シャツやバックなどに簡単装着。装着したまま本体操作が可能。
アームバンド&スポーツクリップキット 『CKA-NWE010K』
4月21日発売 オープン価格
スマートジョイント対応。選べる2つのスタイル。スポーツ対応の強力クリップと、吸湿・速乾性素材の洗濯可能なアームバンド。装着したまま本体の操作が可能。
シリコンケース 『CKM-NWE010』
4月21日発売 オープン価格
本体を傷や汚れから守る専用シリコンケース。装着したまま本体の操作が可能。
 
●『NW-E016』『NW-E015』『NW-E013』の主な仕様
モデル名
NW-E016
NW-E015
NW-E013
容量
4GB
2GB
1GB
対応フォーマット
ATRAC/MP3/WMA※4AAC※4/リニアPCM・ATRAC ATRAC3: 66/105/132 kbps ATRAC3plus: 48/64/96/128/160/192/256/320/352 kbps・MP3 32~320kbps VBR対応・WMA※4  32~192 kbps VBR対応・AAC※4  16~320kbps VBR対応* *サンプリング周波数によっては、規格外および保証外の数値も含みます。※4 著作権保護されたファイルは再生できません。
最大収録曲数
*1曲4分のATRAC/MP3/リニアPCM形式の曲を転送した場合で計算しています。他の対応フォーマットでは、増減する可能性があります。
48kbps
2700曲
1,350曲
685曲
64kbps
2000曲
1,000曲
510曲
66kbps
2000曲
995曲
500曲
96kbps
1350曲
680曲
340曲
128kbps
1000曲
515曲
255曲
132kbps
1000曲
495曲
250曲
160kbps
820曲
410曲
205曲
192kbps
685曲
340曲
170曲
256kbps
515曲
255曲
125曲
320kbps
410曲
205曲
100曲
352kbps
375曲
185曲
94曲
1411kbps(リニアPCM)
94曲
47曲
23曲
ディスプレイ
3行表示カラー液晶
パソコンとの接続
Hi-Speed USB/ダイレクトUSB接続
Windows(R)上で認識される容量
3.79GB
1.89GB
968MB
検索方法
全曲/アーティスト/アルバム/ジャンル/リリース年/プレイリスト/よく聞く100曲/最近転送したアルバム/ジャケットサーチ
プレイモード
ノーマル/フォルダー/全曲リピート/フォルダーリピート/1曲リピート/全曲シャッフルリピート/フォルダーシャッフルリピート
音質
クリアオーディオテクノロジー:クリアステレオ/クリアベース/大口径13.5mmEXヘッドホン(付属)
5バンドイコライザ(Heavy/Pop/Jazz/Unique/Custom) + クリアベース
ダイナミックノーマライザ
VPTアコースティックエンジン(Studio/Live/Club/Arena)
表示言語
メニュー言語として、英語のみ
電源
内蔵型リチウムイオン充電池/USB電源
充電方式
USBバスパワー充電
充電時間(USB充電)
約1時間 (“3分充電→3時間再生”対応)
電池持続時間
最長約30時間※2※2 内蔵充電池使用、ATRAC 132kbps再生時、パワーセーブモードスーパー、クリアステレオ、イコライザ、VPT、ダイナミックノーマライザを「オフ」に設定時
入出力端子
ヘッドホン/USB端子
外形寸法(mm)
幅82.9×高さ22.4×奥行13.6
最大外形寸法(mm)
幅83.1×高さ22.8×奥行14.2
質量(充電池含む)
約29g
付属品
アプリケーションソフトウェア「SonicStage CP(ソニックステージ シーピー)」(CD-ROM)、ヘッドホン(コード長約40cm、ブラックまたはホワイト)、イヤーピース(S/M/L)各2個、ヘッドホン延長コード(コード長約65cm)、クイックスタートガイド
■「NW-E016」「NW-E015」「NW-E013」動作対象OS
<OS> ・Windows VistaTM Home Basic・Windows VistaTM Home Premium・Windows VistaTM Business・Windows VistaTM Ultimate・Windows(R) XP Home Edition(Service Pack 2以降)・Windows(R) XP Professional(Service Pack 2以降)・Windows(R) XP Media Center Edition 2004(Service Pack 2以降)・Windows(R) XP Media Center Edition 2005(Service Pack 2以降)・Windows(R) 2000 Professional (Service Pack 4以降) ※64ビット版のOSには対応していません。
■「SonicStage CP(ソニックステージ シーピー)」を使用するのに必要なパソコンシステム
<OS> ・Windows VistaTM Home Basic・Windows VistaTM Home Premium・Windows VistaTM Business・Windows VistaTM Ultimate・Windows(R) XP Home Edition (Service Pack 2 以降)・Windows(R) XP Professional (Service Pack 2 以降)・Windows(R) XP Media Center Edition 2004 (Service Pack 2 以降)・Windows(R) XP Media Center Edition 2005 (Service Pack 2 以降)・Windows(R) 2000 Professional (Service Pack 4 以降) ※64ビット版のOSには対応していません。※日本語版標準インストールのみ <CPU/RAM> ・IBM PC/AT互換機PC(NEC PC/AT互換機、およびMacintosh(R)では動作いたしません)・CPU: Pentium(R) lll 450MHz以上(Windows VistaTMの場合:Pentium(R) lll 800MHz以上)・RAM: 128MB以上(Windows VistaTMの場合:512MB以上推奨)・HDD: 最低空き容量200MB以上(1.5GB以上推奨) (お使いのWindowsのバージョンや音楽ファイルの扱う量に比例して空き容量が必要です)・Display: ハイカラー(16bit)以上、800x600ドット(1024x768ピクセル以上推奨)・Internet Explorer5.5以上(EMDサービス)
注:
Windows(R)は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
注:
"WALKMAN"、"ウォークマン"およびそのロゴは、ソニー株式会社の日本国およびその他の国における登録商標または商標です。
注:
記載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。


新商品
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高精細液晶パネル搭載で映画の字幕もくっきり表示ポータブルDVDプレーヤー『DVP-FX850』発売- 総画素数が従来比約3.5倍の液晶パネルを搭載※1-
ポータブルDVDプレーヤー『DVP-FX850』
ソニーは、解像度800×480画素の高精細液晶パネルを搭載し、最長約6時間※2の長時間スタミナ連続再生を実現したポータブルDVDプレーヤー『DVP-FX850』を発売します。
型 名
発売日
希望小売価格
ポータブルDVDプレーヤー 『DVP-FX850』
5月1日
オープン価格
●主な特長
1.
総画素数が従来比約3.5倍の高精細液晶パネルを新たに搭載※1解像度800×480画素で、当社従来機種と比べ約3.5倍の総画素数の高精細液晶パネルを搭載。映画ソフトの字幕もくっきりと表示でき、長時間の視聴も快適です。
2.
最長約6時間※2のスタミナ連続再生付属リチャージャブルバッテリーパック(充電池)による最長約6時間の連続再生が可能。外に持ち出して使用するときも安心してDVD視聴が楽しめます。
3.
デジタル放送を録画したDVDの再生に対応(CPRM再生対応)※3デジタル放送の「1回だけ録画可能」な番組が録画されているCPRM※3対応のDVD-RW/-R(VRモード)ディスクも再生可能です。
4.
180度回転可能な8V型大型液晶液晶に8V型のワイドスクリーンを採用。液晶部分は180度回転可能で、視聴スタイルに応じて最適なスタイルでお使いいただけます。
●『DVP-FX850』の主な特長(詳細)
1.
総画素数が従来比約3.5倍の高精細液晶パネルを搭載<新搭載>
解像度800×480画素で、当社従来機種と比べ約3.5倍の総画素数の高精細液晶パネルを搭載しています。映画の字幕などの細かい文字もくっきりと表示します。画像の細部を鮮明に映し出し、映像本来の美しさを楽しむことができます。
2.
最長約6時間※2のスタミナ連続再生
付属リチャージャブルバッテリーパック(充電池)のご使用で、最長約6時間の連続再生が可能です※2。外に持ち出して使用するときも安心してDVD視聴が楽しめます。
3.
デジタル放送を録画したDVDの再生に対応(CPRM再生対応)※3
地上/BS/110度CSデジタル放送を録画したCPRM※3対応のDVD-RW/-R(VRモード)ディスクも再生できます。アナログ放送はもちろん、ハイビジョンレコーダーなどで録画したデジタル放送の番組をDVDにダビングして、再生することが可能です。
4.
180度回転可能な8V型大型液晶
液晶に8V型のワイドスクリーンを採用しているため、大型画面で迫力の映像を体感いただけます。液晶部分は180度回転可能で、見やすい方向に液晶画面の向きを変えたり、場所を取らないように折りたたんで手に持って楽しんでいただけます。視聴スタイルに応じて最適なスタイルでお使いいただけます。
5.
USBスロット搭載<新搭載>
USBメモリーなどに保存した、デジタルスチルカメラで撮影した静止画(JPEG形式)や音楽ファイル(MP3形式)を楽しむことができます。※4
6.
その他の機能

8cmDVD の再生 “DVDハンディカム”で撮った8cmDVD(DVD+RW/-RW/-R/+R DL〔2層〕)の再生に対応しています。※5

ヘッドホン端子×2 2人同時にDVDを視聴できるようヘッドホン端子を2つ搭載しました。

カーバッテリアダプター 車中でも楽しめるカーバッテリーアダプターを付属しました。※6

光デジタル音声出力 別売の5.1ch対応サラウンドヘッドホンシステムと接続でき、迫力のサラウンド音声を楽しむことができます。

多種メディアフォーマットへの対応 DVD+RW/+R/+R DL(2層)/-RW/-R/-R DL(2層)といった豊富なフォーマットの再生に対応しています。※7
●主な仕様
型名
『DVP-FX850』
液晶サイズ
8V型
再生可能ディスク※7
DVD/ビデオCD/CD

DVD-RW/-R
ビデオモード
○※5
VRモード
○(CPRM対応)※5
DVD+RW/+R
○※5
DVD+R DL(2層)/-R DL(2層)
○※5 ※8
DVD+RW/+RDVD-RW/-R
MP3

JPEG

DVD+RW/DVD-RW/-R/+R DL(2層)(8cm)
○※5
CD-RW/-R
CD-DA/VCD

MP3

JPEG

ビデオD/Aコンバーター
12ビット108Mhz
オーディオD/Aコンバーター
96kHz24ビット対応
つづき再生/リピート再生
○(1枚)/○
コンポジット映像入出力
1(ミニジャック、入出力切換スイッチ有り)
アナログ音声入出力
1(ステレオミニジャック、入出力切換スイッチ有り)
デジタル音声出力
Dolby Digital / DTS対応 光1(ステレオミニジャック)※9
ヘッドホン端子
2
連続再生時間
LCD ON時:約6時間※2
充電時間
約6時間
電源電圧
AC100V-240V、50/60Hz
消費電力
バッテリー装着・再生時 
約23W
バッテリー非装着・非再生時 
約0.4W
バッテリー非装着・ヘッドホン使用再生時 
約8W
大きさ(幅×高さ×奥行)
約226×約32×約165 mm(突起部含む、外付けバッテリー含まず)
質量
約1.045Kg(バッテリー含まず)
バッテリー質量
295g
付属品
ACアダプター×1、リチャージャブルバッテリーパック×1、カーバッテリーアダプター×1、映像音声コード×1、ワイヤレスリモコン×1、ボタン電池×1、他
別売アクセサリー
リチャージャブルバッテリーパック『NP-FX110』 付属品と同等の大容量スタミナバッテリー。希望小売価格12,600円 (税抜12,000円)
※1
当社従来機「DVP-FX810」の液晶パネル(解像度480×220画素)との総画素数での比較において。
※2
LCDバックライト最小、ヘッドホン(別売)使用、室内で使用した場合。使用環境やバッテリーの状態により再生時間は短くなる場合があります。
※3
CPRM(Content Protection for Recordable Media)とは、「1回だけ録画可能」な番組に対する著作権保護技術です。DVDに記録された映像を本機で再生するにはファイナライズ処理が必要です。
※4
USB接続による写真(JPEG)やMP3音声の再生は、ソニー製メモリースティックUSBリーダーライターおよびUSBメモリー“ポケットビット”で接続を確認しています(接続確認機種:MSAC-US40, USM-Jシリーズ, USM-JXシリーズ, USM-Hシリーズ)。デジタルスチルカメラ、USBハブは接続できません。
※5
AVCHD規格で記録されたディスクは再生できません。
※6
車種等によっては、取り付けが不可能なものや取り付けは可能でも安全のため適切でない場合があります。
※7
DVD+RW/+R/+R DL/-RW/-R/-R DL、CD-RW/-Rは記録状態・記録条件によっては再生できない場合があります。DVDに記録された映像を本機で再生するにはファイナライズ処理が必要です。
※8
DVD-R DLはビデオモードのみ再生可能です。
※9
デジタル/アナログ共用。

商品写真には、はめ込み画像を使用しています。
■お客様からのお問い合わせ■
ソニーマーケティング(株)お客様ご相談センター TEL 0570-00-3311(ナビダイヤル)、03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)
ソニードライブ:http://www.sony.co.jp/SonyDrive/
DVDプレーヤー/VHSビデオデッキ総合ホームページ:http://www.sony.co.jp/DVD/



動画でも残像感の極めて少ない映像表現を可能にしたプロジェクター向けハイフレームレート対応0.61型 フルHDディスプレイデバイス 『SXRD』開発
 ソニー株式会社は、プロジェクター用ディスプレイデバイスとして、『0.61型ハイフレームレート フルHD(207万画素)SXRD (Silicon X-tal Reflective Display)※1』を開発しました。 本デバイスは、従来の0.61型フルHD SXRD(当社2005年9月開発)に比べ、液晶駆動速度を2倍の240Hzに向上させ、120Hzフレームレート表示を実現しました。従来からの特長である非常に速い液晶応答性(2.5ミリ秒)と併せ、動画においても残像感の極めて少ない高精細な映像表現を可能にしました。ここ数年、テレビの大画面化が進むとともに、家庭向けビデオプロジェクター市場も成長を続けております。これら大画面環境では特に、スポーツやアクションシーンなど動きの速い映像に対して、ブレやボヤケのない鮮明な画質への要求が高まります。当社は本デバイスにより、そうした要求に応えていきます。
0.61型 フルHDディスプレイデバイス 『SXRD』
ハイフレームレートの効果を分かりやすく説明するためのイメージ


■開発上の主なポイント
新規シリコン駆動基板開発によるハイフレームレート表示対応 従来の60Hzフレームレート表示に対し、2倍速の120Hzハイフレームレート表示を可能にするため、シリコン駆動基板を新規に開発しました。 フルHD(207万画素)の解像度を維持しつつ、120Hz表示に対応するためには、デバイス内において通常の2倍の大容量データ転送が必要となります。一般的に大容量データ転送を行った場合、映像信号に数ミリボルト程度の微小ノイズが増加し、その僅かなノイズが画質に影響を及ぼします。この課題に対しては、映像信号線間の干渉を低減させる回路を新規に設計することで、書き込み信号の電圧安定性を向上させ、極めてノイズの少ない画質を実現しました。60Hzフレームレートパネルと比較してデバイス内の回路規模が増大しているにも関わらず、配線レイアウトの最適化等を行うことで、表示エリアやパッケージのサイズを共通化することを実現。従来の光学エンジンを活用することが可能で、効率的な商品開発が可能です。
2.5ミリ秒高速応答と240Hz液晶駆動による動画特性の向上 120Hzハイフレームレート表示を長期的に安定して高画質で実現するために、液晶セルへの実効的な印加電圧のバランスを理想的に保つことが出来る240Hz液晶駆動方式を開発しました。SXRDでは、2μm以下という超狭セル厚構造と新規液晶の採用により、高速応答速度2.5ミリ秒を達成しています。
デバイス構造の最適化による新規光源への対応 今回の開発においては、不要反射光の発生などを抑えるようにデバイス構造を最適化し、光源スペクトルに依存しない柔軟性の高いデバイスを実現しました。これにより、超高圧水銀ランプ、キセノンランプからLEDやレーザといった固体光源まで、各種光源に対応できます。今後開発が進むと思われる固体光源との組み合わせでは、色域拡大により極めて鮮やかな画像が表示可能となります。
その他新機能 プロジェクターの商品設計においては、製品機内の温度を最適化する熱設計が重要になっています。本デバイスでは、デバイスの温度をモニタリングできる温度検出回路をシリコン駆動基板内に作り込み、リアルタイムでシリコン駆動素子の温度をデバイス外部から直接測定出来るようにすることで、プロジェクターの商品設計時の効率化を可能にしました。


■今後のビジネス展開
ソニー製品への展開と外部販売へ 0.61型ハイフレームレートフルHD SXRDは、今後ソニーの家庭用プロジェクションTVやビデオプロジェクター等に搭載をしていく予定です。加えて、ハイビジョン放送やブルーレイディスクなどの普及、家庭用ビデオカメラのハイビジョン化で、ますます映像の高精細化が加速する中、大型ディスプレイ用フルHD対応デバイスの需要が高まると予想し、積極的な外部販売も展開していきます。


■「0.61型ハイフレームレートSXRD」の主な仕様
ディスプレイ素子
SXRD (Silicon X-tal Reflective Display)
 表示サイズ
 対角1.54cm (0.61型)
 画素数
 1920H×1080V画素
 反射率
 74%
 コントラスト(デバイスとして)
 5000:1
 画素ピッチ※2
 7μm
 画素間スペース
 0.35μm
 応答速度
 2.5ミリ秒(立上り・立下りそれぞれ)
 配向膜
 無機配向膜
 駆動素子
 0.35μm MOSプロセス
 液晶セルギャップ
 2μm以下
*SXRDについて
SXRDは、2003年2月にフルHDディスプレイデバイスとして開発したソニー独自の反射型液晶ディスプレイデバイスで、「高精細」のみならず、従来難しいとされていた「高コントラスト」「高速応答」も兼ね備えていることが特長です。
<開発の経緯>
・0.78型フルHD(1920H×1080V・207万画素)「フルHD SXRD」(2003年2月開発発表)・1.55型4K(4096H×2160V・885万画素)「4K SXRD」(2004年5月開発発表)・0.61型フルHD(1920H×1080V・207万画素)「フルHD SXRD」(2005年9月実用化発表)
※1 
X-tal = Crystalの意味。
※2
画素ピッチ=画素の大きさ + 画素間スペース



ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。ソニーマーケティング(株)発表の広報発表文はこちらの目次をご覧ください。
2007年04月04日
商標活用優良企業として経済産業大臣表彰を受賞
 ソニー株式会社は、経済産業省特許庁より、平成19年度の産業財産権制度活用優良企業等表彰 <<経済産業大臣表彰(商標活用優良企業)>>を受賞いたしました。
 経済産業省特許庁は今回の授賞理由として、まずソニーが時代を先取りした商標をこれまで数多く創出し、全世界で統一のとれたブランド戦略を確立したことを挙げています。 そしてソニーではコーポレートブランドである“SONY”を中心にWALKMAN、BRAVIA、VAIO、FeliCaなど複数の有力ブランドを擁しており、それぞれの商標について使用方法の厳密な規定を設け全世界レベルのブランドイメージ統一化を徹底し、グループ内企業においても商標の厳格なブランド管理を実践してきたことを述べています。 また、40年以上前から商標の普通名称化防止活動や希釈化防止活動、不正使用商標や模倣品に対する対策に注力してきたこと等を挙げています。
 ソニーはこれまでもソニーブランドを弊社におけるもっとも重要な資産として守り、さらにその価値を高める経営努力をしてまいりましたが、これからもより魅力的な製品、サービスの提供を通じてソニーブランド、また製品・サービスブランドの向上につとめてまいります。
■産業財産権制度活用優良企業等表彰について(特許庁プレスリリースより転載)
 特許庁では、昭和62年から、毎年4月18日の「発明の日」に、産業財産権制度の普及促進と発展に貢献のあった個人及び企業に対し、『知財功労賞』の表彰を行っています。『知財功労賞』は、「産業財産権制度関係功労者表彰」及び「産業財産権制度活用優良企業等表彰」を総称したもので、産業財産権制度の普及促進と適正な実施に貢献のあったものを適切に表彰し、これを公表することにより、産業財産権制度関係者の士気の高揚を図り、国民の一層の理解と協力を得、もって産業財産権行政の円滑な遂行を図る事を目的としています。

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